まさに、「破」だった・・・。TV版とはぜんぜん違うストーリー、演出。
【仮設5号機とマリ】
アバンは、北極で辺獄エリア(?)に侵入してきた第3使徒と仮設5号機の戦いから。マリが、想像してたのと全然違う性格だった。想像では、あんましゃべらない感じのキャラかと思ってたけど、ある意味アスカの上を行くというか。マイペースで、目的のためには手段を選ばない人でした。加持さんも出てきて、今回加持さんはアスカのお守りじゃないらしい。5号機は、第3使徒と相打ちであっさりロスト。マリは脱出、加持さんも辺獄エリア壊滅に巻き込まれる前に脱出(笑)。
【アスカ登場】
そのあとついにアスカ登場!2号機が空中から現れて、アクロバティックでカッコイイ戦闘シーンだった!もう一気に引き込まれた。使途もグリグリ動いて面白いし。これは第7使徒らしい。ナンバリングも姿も変わってるからわかりゃしねえ。ついでに今回は使徒に名前もついてないみたいね。アスカは自身のポテンシャルを発揮して、簡単に使徒を殲滅。その後、戦闘を見ていた3バカ、ミサト、レイと、2号機移送中に接触。そこで「あんたバカァ?」出たー!!思わずニヤッとしてしまった。つーか破は結構ニヤッとするシーンがたくさんあって、この映画観てるときの顔は他人には見せらんねえ!みんなスクリーンに釘付けでよかった(汗)
【お約束】
アスカはミサトの家で同居、シンジが帰ってきたら部屋いっぱいの荷物が・・・はTV版と一緒。んで、「序」でシンジが風呂に行ったらペンペンにビビって・・・のシーン、「破」ではそれをアスカでまんま同じことやってくれた!シンジのときは、体を隠してる缶をどけたら、股間部分にちっさい缶が・・・だったけど、アスカは、缶をどけたら、缶にささってるストローで乳首隠してた(笑)。ここで劇場内でも笑いが起きた。キッチンにいたシンちゃんは全部見ちゃったYO!おいおいハイキックなんかかましたら丸見えじゃねーか!ちなみにストローは、ペンペン用だった。ペンペンがストローでビール飲むシーンがあったから。
【削られたユニゾン】
ユニゾンシーンなかった!まあ新劇場版ではアスカと加持さんの接点がないみたいなので、このシーンはあまりやる意味がないということなのか・・・?でもそれ言ったら、他も全然変わってるしなあ。なんでだろう?テンポが悪くなるからかな。ほかにもマグマダイバーとかも削られててたね。
【月】
ゲンドウと冬月先生はロンギヌスの槍を回収に、南極じゃなくて月へ。6号機(Mark-6)の建造シーン。6号機の指先に座ってるカヲルが目撃される。月面で生身。なぜか上半身裸。「人?まさかな・・・」ってそうです人じゃないです使徒です。このシーン、なんかの複線?
【第8使徒戦】
いやー使途がデザインとかいろいろ変わってるしスゴイ動くから、同じ使途戦でも凄く新鮮!第6使徒(元ラミエル)もTV版に比べたらかなり動いてたけど、それ以上かも。第8使徒、落ち始めは表面に目の模様が入った黒い球体で、途中でしましまレインボーの球体になり、激突前にブワッと開いておなじみのあの形に。細部まで細かく描いてあるし、迫力がすごい。疾走するエヴァもイイ!途中で落下予測地点が変わったからって、地面から壁はやしてコーナー作ったり、ビル出してコース作ったりとか、どんだけ用意周到なんだ第3新東京市!第8使徒はシンジが受け止めようとしたら、中から人型が出てきてシンジと組み合う。レイがグリグリ回る核をつかんで固定、アスカがトドメ。
【海洋研究所?だっけ】
新劇場版では、海は全部赤く染まってて、生物はいないらしい。この研究所では青い海の復活と、生物の飼育と研究をしているみたいで、その見学シーン。入所時に消毒、滅菌の繰り返しで全裸がありつつも乳首は上手く隠しつつ。シンジと加持さんの会話シーンから、ミサトさんのセカンドインパクト遭遇回想シーンへ。TV版では巨人は1体だったと思うけど、新劇場版では4、5体いた。
【レイとアスカ】
シンジが弁当を用意してくれていたことに「ありがとう」って言ったり、そのお礼に料理がんばったり、それも兼ねて食事会を開き、シンジとゲンドウを仲良くさせてみようとしたり、なんだかレイがいろいろがんばってる!こんなのレイじゃねえって言う人もいそうだけど、俺は歓迎。アスカも、いつも弁当作ってくれるシンジにご飯を作ってみようとしたりして、なんかいろいろニヤニヤしてしまった。
【メガネメガネ】
屋上でウォークマンを聴いてたシンジに、空からパラシュートで降ってきたマリが激突~シンジの顔の上にマリの胸~メガネメガネ。密入国してきたらしい。電話相手と外国語で会話したあと去っていった。
【3号機】
3号機が日本にくるので、「エヴァはひとつの国に3体まで」というバチカン条約に基づいて、2号機は封印。これ前フリだったんですね・・・。ケンスケがシンジに、3号機のパイロットは誰なのか?って聞いてるとこでトウジが苦い顔をする・・・という思わせぶりなシーンがあったにも関わらず、3号機パイロットはアスカに!おいちょっとまてまさかアスカが死・・・!?
【俺、この戦争が終わったら彼女と(ry】
3号機テスト直前、ミサトにアスカから電話。「1人でもネルフで居場所があれば生きていける、ずっと1人でいいと思ってたけど、他人と関わるのも悪くないと思った。他人と話すのは心地がいい。こんなこと話したのミサトが初めて」・・・おいもうこれ以上死亡フラグ立てるのはヤメローーーーー!!!!
【第9使徒戦】
やめてくれと思ったけど、やっぱり起動してすぐ第9使徒に乗っ取られる3号機。新劇場版では、最初から初号機とタイマン。この時ほど、シンジがんばれなんとかしろ!って思ったことはなかったな。でも結局TV版と同じ流れでダミーシステム起動、シンジの視界は塞がれ、腕も固定され自由を奪われる・・・。ここでBGMが「今日~の日は~さよう~な~ら~」・・・っておいヤメロオオォォオオオオオ!そんなん流すなああああ!!3号機を蹂躙するダミーシステム。バラバラに引きちぎったあと、その口にはエントリープラグが・・・
♪ま~た~会~う~日まで~
バキッ
シンジ「この音は・・・まさか・・・!!やめろおおおおおおおお!!!!!」
バキバキバキッ!!
♪ま~た~会~う~日まで~・・・
・・・
うわああああああああああああアスカああああああああああ!!!!!
おいもうやめてくれ・・・
でもまだアスカが生きているような描写はあった。たのむ生きててくれ!でも生き残ってもやっぱ廃人コースなんだろうか・・・
こんなブラックなまた会う日までは初めて聴いたわ・・・。もしアスカが死んでて、俺が中学生くらいだったら完全にトラウマだよ。
【第10使徒戦】
シンジが出て行く~第10使徒襲来の流れは同じ。第10使徒がジオフロントに侵入してきたところで、マリが勝手に弐号機に乗って迎撃するも歯が立たず、「裏コード・・・The Beast!!!」と叫ぶとパルスが反転、弐号機の肩やら背中やらから制御棒が飛び出してリミッター解除。獣のようになった2号機、それでも使徒を倒せない。マリは結局何者なのかまだイマイチわからん。口を開いた弐号機はすきっ歯。
【喰われるレイ】
レイが零号機で出撃、2号機の助けを借りてN2ミサイルで零距離攻撃。爆発の瞬間、「助かったわ、ありがとう」と言って2号機を投げ飛ばすレイ。それでも倒れない第10使徒。でも零号機が消滅せずに残った!レイもしかして死なないのか!?と安堵したのも一瞬、第10使徒が動けなくなった零号機をひと飲みで捕食。ああああ。それまでは首から上だけでウネウネしていた第10使徒、首から下がレイの体になり、識別パターンも零号機と同じに。「しまった!これでドグマのリリスと接触しても自爆が起きない!」と叫ぶミサとさん。TV版と全然違うな。
【400%とかウソくせぇもんな】
シンジが戻ってきて「もう一度乗せてください!」→ゲンドウに血がバシャッ→カタパルトで上昇→活動限界、まではTV版と同じ流れ。その後、初号機暴走してシンクロ率400%、ではなくて、シンジが初号機を覚醒させたような描写に。腕は使途の一部を使って再生するんじゃなくて自力で再生。初号機は緑の部分が赤くなり、頭上に他の使途と同じような天使の輪が現れる。シンジは意識と形を保ったまま。そしてレイを助けようとする。えっレイまだ生きてるの?
【レイ救出】
第10使徒の核からレイをサルベージしようとするシンジ。ここでBGMが「翼をください」に。こういう歌の使い方は賛否両論ありそうだけど。俺は賛寄り。必死に呼びかけてレイを救出!初号機と同じサイズの真っ赤なレイは初号機と抱き合い、初号機に取り込まれていった・・・リツコさん曰く「初号機は人の願いをかなえるために神になり、世界は終わりを迎える・・・サードインパクトの始まり」
【6号機】
突然現れた6号機が槍で初号機を貫いて封印し、起こりかけたサードインパクトを止める。「今度こそ君を幸せにしてみせるよ、シンジ君」とカヲル。
【次回予告】
レイとシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号機。
廃棄される要塞都市。幽閉されるネルフ関係者。
ドグマへと投下されるエヴァ6号機。胎動するエヴァ8号機とそのパイロット。
ついに集う、運命を仕組まれた子供達。
果たして、生きることを望む人々の物語は、どこへ続くのか。
次回 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(Quickening)
さぁ~て、この次も、サービス、サービスゥ!
アスカ生きてたーーーーー!!!左目に海賊みたいな眼帯つけてたけど元気そう!!よかった・・・(泣)。正直アスカがやられたときはだいぶショックで、コレ何回も観ようと思ってたけど、次観れるかな・・・観る気になるかな・・・ってなってたから本当よかった。
8号機パイロットってまた新キャラ?実はケンスケでしたー!っていうのは絶対やるなよ!
つーか「次回、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(Quickening)!」
Q!?本気か!?統一感なくなるから「急」にしてくれ。
最後に、感想まとめ。
レイがすごく人間らしくなってたのがよかった。10年前と同じことやられてもつまんないし、いい意味で破壊できてたんじゃないかと思う。アスカが死ななかったのも、TV版では「子供は殺さない」ということで、トウジは足を失うだけにしてたわけだし、その意図を汲んだのか?次回予告でアスカが出てきて、みんなほっとしたんじゃないかなあ。正直、アスカ殺すくらいなら、トウジにしてくれよ!って思った。トウジには悪いけど。
使徒との戦闘シーンがいろいろカットされてたのも、人物描写を優先した結果なのかな。旧作における、いわゆるエヴァらしさ?みたいなものは薄れてたような気がしたけど、笑いもあったし、使徒戦も迫力あって楽しめたし、いいと思う。
ゲンドウも、食事会の提案を受け入れたり、前より丸くなってる?と思ったけど直後のシーンでアレだもんな。でも「また逃げるのか。大人になれ、シンジ」とか言ったりして、なんだか親父っぽかったなあ。
カヲルのポジションはまだよくわからんな。
あと最低3回は観ないと消化できんぜ!
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